0.ごあいさつ

組込み

 このサイトでは、「組込み制御ソフトウェア」の開発に取り組むエンジニアを支援する目的で、お役立ち情報を中心に、投稿していきたいと思います。

 私は、主に宇宙輸送機(ロケット、シャトル)を飛ばすための「組込み制御ソフトウェア」開発を担当し、その技術を鍛えてきました。その後、ある航空機の制御ソフト開発で、ほぼ同じものを開発している他のチームと比較し、数分の一の期間で開発を完了させ、その技術に自信を持ちました。後に職を変え、宇宙輸送機のソフト開発の頃から取り組みを始めていた、モデルベース開発(MBD: Model Based Development)を、ツールベンダーの立場から、広く普及する活動を行ってきました。現在は、管理業務が増え、エンジニアとしては活動していない状態です。

 一方で、近年AI技術が進化しています。多くの人は、その恩恵により、空飛ぶタクシーや、家事を支援するロボットなど、人々の生活を便利にする機械システムや、危険な作業を代行する自動制御の機械システムが開発される事を期待しているでしょう。このような機械システムを動かすには、人の五感に相当する「センサー」、筋肉に相当する「アクチュエーター」、動力発生源の「エンジン」や「バッテリー」、そして手足となる稼働部としての「アーム」、「車輪」、「翼」などの他に、頭脳となる「コンピュータ」が必要でしょう。そして何より、それらを動かすための頭脳となる「組込み制御ソフトウェア」が必要です。 

 そういった最近の状況の中、「組込み制御ソフトウェア」開発をこれから始める方や、現在開発に苦労している方も多い、というお話を聞く機会も多いです。それに対して、「組込み制御ソフトウェア」開発を支援する書籍や記事は、あまり見かけないようです。

 ということで、私の「組み込み制御ソフトウェア」開発業務を通じて得られた経験や、開発期間短縮に役立った工夫点について、このサイトでまとめていきたいと思います。不定期更新ですが、興味ある方の参考になれば、幸いです。よろしくお願いします。

日木とおる